無口なＡＤＨＤ。その理由は○○だった！ (2)
私は、自分がおしゃべりなことを知っていたのではないか。おしゃべりだから、しゃべり過ぎないように、寝ているとき以外ずーっと気を付けていた。無理をしているからいつも疲れていて、本当の自分がバレたら嫌われるに違いないと漠然とした不安にいつも苛まれていた、私はそんな人なんだなとやっと気づきました。 ...
聞き役に徹するというのは、ＡＤＨＤの私が、複雑な人間関係を乗り切るために身につけた生きる知恵だったんだろうなと思いました。私のように、ＡＤＨＤ気質をひた隠しにして友人関係をなんとか保つのか、自分をある程度さらけ出して、それでも私のことを好きでいてくれる人と付き合うのか。後者が幸せに決まっているけれど、子供の頃の私の浮きっぷりを考えたら、そうせざるを得なかったのかなとも思います。
私は４０歳を過ぎた時「もういいじゃないかな」と友達と疎遠にしました。「ここまでよく頑張った！ 友達付き合いもなんとかできたじゃない。そんな自分に自信をもって、人生の後半は、自分らしい生き方することに一生懸命になってみようよ」と自分に言ってやっていいような気分になったからです。
「友達がいないと歳取ってから辛いわよー」などと言う人もいます。でも、自分を偽って人付き合いし続けるのだってかなりツライ！ アドレス帳が空白だらけの今の方が、「友達付き合いも少しはできないと・・」と気負って無理していた以前より、気持ちがずっとずっと軽やかです。
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